本日より2023年の営業がスタート致しました。
この冬季休業中、通年営業に向けた大規模工事をしておりました。
今回 新しく広めのお部屋 既存の洋室 フロント、ロビーまわりのリニューアルを致しました。
(6月には貸切風呂と共用トイレの追加リニューアル予定です。)
この計画を進めるにあたり、多くの皆様に多大なるご尽力を頂きました事 この場をお借りし心より感謝申し上げます。
素敵なご縁に恵まれたからこそ、長年の夢のまた夢であった通年営業を実現する事が出来ました。
応援して頂いた皆様のお気持ちにしっかりとお応え出来るよう より愛されるホテルへ
お越し頂いたお客様お一人お一人に優しい快適な時間をご提供出来るよう 従業員一同、心をあわせ精一杯の努力をしていく所存です。
今後共、上高地ホテルを宜しくお願い申し上げます。
コロナ明けの忙しさに怠けすっかりご無沙汰しておりました。気がつけば下山日前日になっていました…。(その間当園インスタは栗山がまめに更新していました。)
まさかの更新が今年の総括になってしまったのは不本意ではありますが、お陰様で今年も無事にこの日を迎えることが出来ました。
今年の4月。コロナで苦しめられた3年が過ぎ、どうにかコロナ前の上高地に戻るのでは無いかという大きな期待を持ち入山しました。
春には久しぶりの学校登山があり、子供たちが山に戻ってきてくれました。
夏。例年という概念が忘れてしまいましたが、予約は好調。特に山域でもここ北アルプスは本当に多くの登山者で溢れました。ただ、残念だったのは山岳事故もコロナ前を大きく超えてしまい、毎日のように山岳救助が行われていました。
9月。うちだけでは無く上高地、北アルプスのピークは8月。そして、それに続いて紅葉の10月が二大繁忙期となりますが、今年は9月が1番の繁忙期となりました。色々な原因が考えられまして、1つは日本全体が暑すぎること。山の中は涼しいというのは一昔前のことのように、8月に山に登るには暑すぎる。実際にここでも連日熱中症と思われる方の搬送が続きました。
そして、もう一つは外国人。特に河童橋付近はどちらが外国人かわからないくらいに増えまして、居心地に違和感を覚えたというお客様の声が多く聞こえました。まだ、徳沢まで来ると圧倒的に日本人の方の方が多いのですが、オーバーツーリズムなど新たな課題もありますし、私自身も思うこともあります。
その忙しさの中で、2024年に向けて新たなプロジェクトも進めていました。コロナで変わった日本人の旅行の過ごし方。山に登るというだけの価値観から山の中で過ごすという価値観。特にここ徳沢は、登山客と観光客が融合する珍しい場所です。登山客にとったらここは北アルプスへの玄関口。しかし、観光客にとったら上高地の最奥地。この異なる価値観を持ったお客様を、一つ屋根の下で過ごして貰わなければならない。このバランス感覚には常に悩まされます。考えはコロコロ変わりますが、最近の結論は、ルールは登山。設備は観光。これが1番シンプルな線引きかなと考えております。
それを実現化するべく来期新しいコンセプトのお部屋を四つご用意します。
詳細はこちらを是非ご覧くださいませ。TBS系列の情熱大陸に出演したいという大きな夢を叶えられそうにありませんので、自分たちで作ってみました…笑。続きも完成まであと数話作りますので温かい目でご覧ください。
https://www.tokusawaen.com/project/
そんなこんなで、忙しいシーズンとなりました。課題もたくさん見つかりました。スタッフたちも本当に一生懸命働いてくれ、ベストメンバーでした。
来期は更に幅を広げてまた色んなチャレンジをしたいと思います。
活気ある徳沢劇場でやり切った感いっぱいで下山します。
今シーズンもありがとうございました!
追記
新しいコンセプトのお部屋について、信濃毎日新聞さんに経済面の記事で掲載されました。観光などの掲載は多いのですが、経済面での掲載は珍しいことでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3f5a48e8c2a6671ad1da144d4c920eda0970a1a